天体(いまだに)素人のベランダ観望にピッタリ AZGTi
たまたま久しぶりにWEB天体ショップを覗くとスカイウォッチャーが新しい経緯台を出していたのを知る。自動導入付き、エンコーダーまでついているという。スカイメモSもスカイウォッチャーだし、望遠鏡も手頃に買えるED屈折なんかはスカイウォッチャーが一番安定していて悩ましい。。いつか全部スカイウォッチャー化してしまいそうで怖い。まぁとりあえず即購入した。
発売時は入手もなかなか難しかったらしい。人気が出るのは実際使ったらよくわかった。こんな便利なものがもし最初にあれば僕にはこれで十分だったかもしれない。
電源は12Vだが乾電池8本で駆動。2-3日は動いている。ACアダプターはよくある12VのものがあればOK。2Aもあれば十分動く。ただコードがじゃまなので乾電池。エネループで使用中。
意外にピラーが非常に良く造りも上等ではないだろうが全然悪くない。ピラーの上に水準器で水平出し、太ネジがさがってくれるのででかい魚の目水準器がポン!と中心にのっけられる便利(カメラ三脚だけなら不可能)。
スカイウォッチャーは天体機材の価格破壊をしているような印象がある。小市民にはありがたい存在。
付属三脚は華奢で細い。運搬時には良いだろうが。しかし架台装着面が広くフラット(肉抜きあり)、水準器が載せれる!と思ったら最初から水準器もついてきてイタレリツクセリ。ただし、、やっぱり細くて軽い。
AZGTIの本体にスカイメモSのような物理ボタンが無く、WIFIで接続したスマホで100%全て操作する、ここがオッサンには厳しい。クリック感のあるリアルボタンやダイアルボリュームがあると妙に安心してしまう昭和オヤジ。
スカイメモSならONにすればとにかく動作してくれてあとは極軸をひたすら正確に合わせるかどうかで決まる、という原始的機械となるのだが、コイツはONにしてからWIFIをスマホに繋いで、アライメントをしてから・・・ようやく動作するという、そこがお気楽とは言えスカイメモSの方がお気楽度では上(北極星が見えればの話)。
ずーっと繋ぎっぱなしになるので一番重要なのがスマホの電池だったりする。更に最近のスマホでは直でWIFI接続する場合には「モバイルデータ通信を切れ」といってくるので日常メインで使っているスマホは観望時には孤立してしまう。なので前に使っていた使い古しのスマホがAZGTI専用と返り咲くケースが多いと思うが、私の場合は安物を使っていたので電池がすぐに無くなり、思い立って観望しようと思ったら専用スマホがすっからかんで起動すらしないということが。。(これはモバイルバッテリーぶっさすことで対応)
ベランダからは西しか見えないので2スターアライメントを使用。たとえば今冬の宵だったら大阪の西の空でも1等星オンパレードで助かる。
見える範囲の北西~南西くらいの導入であればジャスト中央はいまだに無理だがほぼ視界に導入してくれる。
3スターだと導入精度がグッと向上するらしい、2スターと3スターでは根本的にアライメントの思想が違うみたいだ。四方が開けているどこかに持っていっていろいろ試してみたい。
5kgまでOKらしいがさすがに5kgをそのまま載っけるとかはチャレンジャー。M12の全ねじをホームセンターで買ってきてグリグリぶっ刺す。そこに適当に1kgや2kgくらいのウェイトをつけるとちょっと安心。フル装備ゼニスターだと4kg弱くらいなので貧相なスペックの割にちょと重い。2インチなんか今の使い方じゃ特にいらなかった、タカハシFS60とか欲しくなる。自分にとって何が良いのか、こういうのは後でわかるのが天文機材。