なにわのアルゴ座

星見が好きな大阪のおっちゃんのブログです

練習と分解調整もうお腹いっぱい 木星土星ようやく見えてくる

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結局RA側のウォームもバラすことにして(再確認したらガタがまたあった為)グリスアップの後にウォーム側平ギアを360度指でクルクルと回してフリクションのムラを触診してみた。するとやはりバックラッシュを調整した箇所では良い具合でも、角度が変わればだんだんと抵抗が増減したりする。数回の再調整を繰り返して「もうこれ以上いじるのはやめにしたい」と思えるくらいにあれこれやった。当分分解調整に時間をかけるのはゴメンだ。しかしこれもまた実感できたAVX赤道儀の「精度」だろうといろんな面で納得。

アルミの筒に直接ウォームネジが切られているAVXと違い中型や大型赤道儀になればウォームリングが多分別部品の嵌合で材質も真鍮になり、軸上下にはテーパーローラーベアリングが入り、そもそもの本質的な精度が出るということだろう。AVXを買った当初はこんな重たいものを毎回設置&撤去しないといけないのか、と思ったが、これは入門用でバリュー品なんだとやっと自己認識した。しかし中型でも赤道儀本体で10数kgで三脚が7-8kgだったりすると、余計に億劫になってしまう自信があるが精度に拘っていくと最低中型赤道儀じゃないと、となるのかもしれない。その重さにしても人間が慣れてしまうのが一番なのだと思う。

AVXでもベランダ設置だが何回も何回も繰り返していると人間えらいもので、三脚据え置き、水平出し、極軸合わせして最終的に設置完了まで体感できるほど必要時間が短くなってきたし、最初の時のような重いなぁ・・・嫌だなぁ。。。というのは思わなくなった。

PHD2との赤道儀の接続も良好で、東でキャリブしてしばらくガイドし、西に向けてガイドしても2″くらいの範囲で行ったり来たりで収まってくれている。たまにグイーン!と大ハズレがあるがそこらへんもまぁご愛嬌。それでもベアリングもそれほどつかわずアルミのギアとナイロンシムなどでここまで追尾できるというのは逆にいえば大したものかもしれない。このレベルでしばらく安定してくれるなら私にはもう十分なのかもしれない。

さて練習も分解調整も飽きてきたしもういいわ、星を見ないとやはりつまらない。

 

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ということでAM3時くらいになるとようやく西ベランダから木星土星がギリギリ見えるようになってきたので晴れてたら王道の2惑星を観望。やはり太陽系の王者は見てて楽しい。ブレブレだが衛星の並びがキレイだったので忘備録記録写真をカスタムして保存。AZGTIはやはり気楽だし欲しい機能がてんこ盛りでなんだかんだ注文はいっぱいあるがいい機械だと感じる。精度や造りなどは2型に期待。