なにわのアルゴ座

星見が好きな大阪のおっちゃんのブログです

バーダー ハイペリオンズーム マーク4

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前に少し書きましたがバーダーのズームアイピースが新しくなったのでとうとう購入しました。バローレンズセットだと少しお得な価格となるのでセットをチョイスしました。

 

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ズームアイピースは星見をはじめた初期の初期によくみかける廉価の8-24mmを買っていました。一応本家としてはセレストロンの8-24mmでしょうか(どっちが本家なのだかさっぱりわかりませんが)。これと同じと思われるもので、セレストロン以外でも聞いたことのないメーカーの名前でロゴプリントされ、てんで勝手に売りまくられています。値段はセレストロンで約1万円弱ですので無名メーカーだと5000円くらいで売られている場合もあります。中身はきっといっしょでしょう。セレストロンになったからといって精度の向上が望めるような価格帯ではありません。この値段のズームとくればもうアイピースとして役に立たないんじゃないかと想像しますが(買った当初はそんなこともわかりませんでした)、なかなかどうしてけっこう健闘するのです。もちろん見え具合や質は当然値段なりなのですが、値段以上の活躍をするのでバーダーと比較するのもどうかと思いますが大きさ比較として載せてみます。

 

廉価ズームの方は賢い設計でゴム見口を外せばM42ネジが現れてTマウントにそのまま装着できます。これは各社同じように真似をして欲しいと感じるほどすごいありがたい点なのですが、T2の接続で自由自在をうたっているバーダーは何故かこの箇所が43mmで(ピッチがパンフに記載されていないのですが0.75だそうです)、どうしてここを素直に42mmにしなかったのか不思議です。Tマウントに装着するために、43/42アダプターというのを求めないといけなく、それがそこらへんでホイホイと買えればまだ良いのですが。

 

 

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さてこれがバーダーのバローレンズです。標準で何個もアダプターがついて色んな使い方ができるようになっています。昭和のロボ漫画の合体メカのようですね。

 

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本体に装着してアメリカンサイズで使う場合にはこうなります。なんだかWW2時代のドイツ軍の手榴弾のようです。ただ、ネジの嵌合が非常に浅い感触があります。レベルと値段からして個体差があってはとても困るのですが、あきらかに他のアダプターと較べて浅く、カッチリ感が薄いです。このまま装着すればバロー部分で全体重を支えなきゃいけないのですが、装着するときに何度も脱着を繰り返してしまうくらいに少し不安になりました。もちろん使用に影響なく良好に観望できるのですが、今でもココは正直ちょっと「うーん?これでいいのかなぁ」というところです。

 

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2インチアダプターを装着すると、見た感じも実際にも安定感が10倍に増加しますね。バローは自宅からはほぼ常用となるでしょうから、大事に使いたいと思います。