なにわのアルゴ座

星見が好きな大阪のおっちゃんのブログです

天体望遠鏡を買ってから途方に暮れるのが、収納バッグ・ケース

ビクセンが去年の2020/10/23にR200SSを保管・運搬する用にこれを出したようで↓

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人との比較ではこうなるらしい↓

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やっとここに気が付いてくれたのかーーー。。

 

ちゅーか、、これ、望遠鏡全般に言えることだけどソフトケース・ハードケース、ほっとんどがメーカーがそもそも作ってない。

「わしらは望遠鏡を一生懸命ええのん作っとるんや、ケースとかそんなんまで手も頭も回らんわ 買ったやつが考えろや」

なんてw ここまでオラオラ商売ではないが、「なんで望遠鏡作ったらいっしょにケースも作ってくれんのだろう??」という素朴かつかなり大事な点だと思うそこに疑問がずーっとあった。

赤道儀やアクセでも高額だったり国産ではピタッと気持ちよくハマる収納ケースがラインナップされてるものもあるが、ビギナー・ミドルクラスとなると各メーカー放置状態。最初に買った段ボールを補修しながら運搬用に何年10何年も使ってたり、それを親がゴミと間違えて捨ててしまって魂抜けたり、ホームセンターで収納できそうなプラケースを買ってきて衝撃材を組んでいくとギリで収まんなくて叫びたくなったり・・・

いろいろ経験があると思うんですよ、うん。もちろんピタ!とあつらえたようにバッチグーなものとの出会いってのもあったりするんですが、それもまた確率からいえば交通事故並み。

みんなベランダ観望から外に出よう!と思った時に「あ・・・ どーしよ」とフリーズがキッカケじゃないですかね。

 

逆に昭和では説明書の類も文章ですら丁寧極まりなく、収納でも木製ケースがあったりと至れり尽くせり感が遥かに高かった(当時の物価からするとどれもものすごい高額だったろうが)。

天体だけじゃなく多くのジャンルで色んなものをコストダウンか過剰判断で省いて省いて、スカスカの必要最小限になっていってしまっている今、ビクセンがこれを販売したのはR200の登場からすると時が経ちすぎな感もあり「やっと今か(笑)w」というのが正直なとこだが、無いよりはあるほうが遥かに良いし、メーカーが作るだけからそれを運用するとこまでちゃんと考えていますよ、という優しさというかアピールというか、そんな面でも価格や存在以上のものがあると思う。

 

スカイウォッチャーなどの海外製品では鏡筒でもハードケースが最初から付属してたり、中華なのに夢のような客目線の商売をしてて「あー、これが国産もそーなったらすごいのにな(値段も更にw)」と。品質では勝ってるけどなんかそこらへんで負けてる感が残念に感じる。

アルミケースは横500,600を超える大型なるとちゃんとした造りのものは安くても2・3万円~になっちゃうから付属ってのは余計にお得感が強い。

実際、運搬時を考えるとお得感よりもケースがあるってどんだけ安心で安全なんだろう・・・とお金の問題ではないと感じるようになる。そこで専用ケースなり汎用ケースすら無いとなるとユーザーは恨めしく思いながら合いそうなケースを求め彷徨うことになり、ネットで「合うやろ、きっと!」と博打買いをしたりして自爆とかに遭遇してしまうのだ。

 

内部仕切りでいろいろ多機種流用できるような汎用でもいいし、それが数種類あればなんとかなるだろうからケースって地味な商売だけどメイン機材と同じくらいすごく大事なことじゃないかと思う。