いまどき君（ID-01）はアリガタかった

いまどきこんな部品を作ってくれる奇特な方々がいらっしゃる。タイミングとして在庫有りで買えたのはほんとにラッキー。その部品とは大阪の迷人会工房さんの「いまどき君」　といってもAZGTi用ではなく、おじーちゃん赤道儀のSP用。

仮組みのクランプも中華。AVX用にと随分前に買ったのにAVXはそもそもアリガタクランプは一体化ですよーｗという衝撃の事実を、クランプが届いてさあ取り替えよう！としたときに気がつくアホアホ。。。　長いこと部品BOXの中でお眠りあそばされておりました。

それを引っ張り出して仮組みしてみたら、すごく寸法的にピッタリで気持ちがいい。このままコロン、と机の上に置いててもずっと見てられる（おかしい）。

そこらのホムセンで入手できるM8X15のキャップボルトでケツはこんなくらいです。やはり18ｍｍが丁度か。それともちょっと出るか・・・。

頭はこんな感じ。１ｍｍ弱くらいか。アルミだからできればここはステンじゃなく鉄でニッケルのボルトがいいんだけど、ホムセンでは黒染かステンの２パターンしかないからしょうがない。モノタロウでなにか買うときにいっしょに頼もう、、と今は思うがそんときが来たらきっと忘れてるに違いない。

そして迷人会さんが気が効いてるのがココ。もうすごいなーと尊敬する点。

取り付けボルトね。

上が付属してくれてるので、下がビクセン純正。やや？！と初めて外したときに思ったんだけど純正は頭が5ｍｍのヘックスだったのでぼーっとしてたらわかんないけど、これ、インチネジ。　なんでビクセンがわざわざヘッド固定だけインチでネジ切るのかもさっぱりわかんないのですが（輸出あれこれかな？じゃあ他の部位も全部インチじゃないといけないから余計にわけがわからん）

加筆）これ、もともとがたぶんウィットネジだと思う。ウィットの1/4キャップボルトだと頭がミリの5ｍｍヘックスが入っちゃうので（正確ではないが入る）規格がとうに廃止になった今も便利に日本各地でご健在。でもウィット雌ネジ穴にUNCを入れたら入んないことが多いので、、ネジ穴はUNCでネジはW1/4を使っていたのか・・・　もうわからんがｗ

インチはとにかくメートル法で育ってきた人間にとってはラビリンス状態だ。

迷人会さんのADでは純正よりほんの少し長さが必要、でもインチでキャップボルトなんてそこらですぐに手に入らない。ハーレー乗りでもないと存在自体も知らないし知らなくても困らないし、とにかく手元に持ってないもんね。

ちなみに新しいボルトは1/4-20ｘ7/8だと思う。インチボルトはこの長さの表記が曲者で、パッと頭に浮かばないのよ、で、売ってないからネットで買ったりしてもミリ換算でアホして間違って長いのだとか短いのだとかを買ってしまったり、また２本、４本しかつかわないのに最小ロット20本だとかでモサ...と届いたりして...。一般人は残りを永久に使うことがなかったりするインチボルト。1/4は他にも使い道あるっちゃありますが。。。

なので最初から付属されてる優しさに感動したのです。

ですが！ｗ　ビクセンはインチネジの頭をわざわざ5ｍｍにしてたりする手のこんだことをしてますが（昔はこーいう規格品があったのだろうか？）当然迷人会さんのは普通のキャップインチボルトなので、六角レンチもインチが必要です。

このサイズが3/16　もう表記わかんないでしょ？なんで分数なんでしょねぇホントに。誰がそーしたのか。。個人的にはとっととインチを廃止してほしいんですがアメ公はインチをこの先も使い続ける気満々ですからしょうがない。

おそらく1/4ボルトは鉄ニッケル（ユニクロ？）なので安心です。シュルルーっとヘッドがピターっと隠れていくトコなんかは、精密感満載で日本人の心をこちょこちょくすぐります。ただ一箇所ヘッドとググ...とこすれる箇所がありましたが、たぶんこれはボルトの方の精度でしょう。きっとアメリカ産（実は台湾産とか）なんかな。仮止めして一番座りの良い箇所をグリグリして探し出して本締めでツライチ！非常に気持ちがよろしいです。

これでとうとう望遠鏡が取り付け可能になりました。長らく日の目を見ることがなかったクランプ（中華ですが）もようやく出番となりました。これは上からも放り込めるし２クランプ、重さはあるがその分ホールドもしっかりしてそう。

先の赤いどうにも使い勝手の悪いやつより遥かに良くて、私のようなヘボい平民にはこれで十二分な性能です。

これにどのモータードライブをつけようかと、また次の野望がむくむくとして楽しい時間はまだまだ続きますが、んなことしてねーでAVXかついでとっとと山にいけよ、というのは自分もそう思います。