反射望遠鏡 ようやく試し
明日から梅雨でずっと雨になると天気予報が言っていたので、反射望遠鏡の試しにやっといってきた。赤道儀といっしょに買ったのは数年前なのにベランダでちょっと月や惑星を見た以外はほとんど使ったことがなく、恥ずかしながら正味では人間も望遠鏡も(赤道儀もかな)ほぼ初めて。
十字の光条がきれいにでるかと主鏡リングがちゃんと有効か、そしてベランダからは見ることができない南の空のさそり座やいて座などを観望、確認したかった。
50km走って到着はもうすっかり暗くなってからで、観望までがこんなに大変とは思わなかった。暗い中で赤道儀を組み立てるだけでも大変で焦ったりもして汗がでる。思っていたより民家が近くアライメント時の架台のウィーーーン稼働音も気にしてしまい聞こえないかもしれないがレートを下げたり。。
初心者らしくアライメントでももれなくてこずり、一度目は大きく狂ってしまいその原因もわからずリトライでなんとか導入してくれるようになった。全てが慣れなんだろうなぁとは思うが、ベランダで練習してたときとはまるで違う。やってみないとわからないことばかりで勉強になったが、他の方々はもっと高地だったりもっと暗い悪条件の中こういう操作をしながらあんなにきれいな写真を撮ったりして、更に緻密な計算をしたりして・・・
よくやってるよなぁぁぁぁ・・・ と超尊敬してしまった。
はっきりいって上手くなる自信が無いw AZGTIだけ持ってきてホイホイホイと屈折でみたいものを見て、、と途中何度も後悔したのは正直なところ。
でも、アンタレス付近をさまよいながらものすごい星の数にへーーーー!っと感動したり(光条はキレイに出てるように思うがこれでいいんだろうか)、その隣の星団導入したのに全然見えなくてカメラでちょっと試しに撮ってみたらいきなり液晶にM4が出現してビビりまくったり。(そら大阪市内じゃいくら覗いても見つかんないわと納得)
星雲図鑑でキレイだなぁと思っていたいて座の干潟星雲とかもやはり見えなくて、カメラで撮ってみると「おおぉぉぉぉぉぉおお!!!」 カメラには写っててやっぱりびっくり。見えないのに写真では写るってのもなんとも歯がゆいが、不思議なものだなーと感心しまくり。
写真は恥ずかしいので小さな画像。
しかし、、、これらも自動導入があるおかげでやっと見れた(写真でだが)。
こりゃ死ぬまでにいったいどれだけのものが自力で見れるんだろうかとちょっと心配になってくる。でも写真もあとで思い出せるので面倒なんだけどやっぱりいいかも。他の人みたいにめちゃくちゃキレイには撮れないだろうけど自己記録としてはヘボくても全然いいし。
もっと見たいものはたくさんあったのに手間取ったりしたのと見たいものをもう当地では忘れてたり。下手くそなので時間はあっという間に過ぎていき月がだいぶ登ってきたので最後に、久しぶりの土星と木星を観望。
ベランダでも夏の後半から見えるっちゃ見えるがいつも沈みかけ、高度が高いのを見るのは初めて。いつもはバローを使うともう見え具合はグッニョングニョンになるのに、ものすごくハッキリ見えてしばし言葉を失って見入ってしまう。惑星にこんだけ吸い込まれてしまうのはまるで子供だが、やはり土星はへんてこで美しい。輪っかもとてもシャープに見えて非常に嬉しい。木星も大赤斑はどっかにいっていたが、しましまが断然シャープで、また非常に明るく見える。あぁ、これを毎晩見れたらなぁ。。。と土星と木星を行ったり来たりして数十分も観望して、片付けて終了。
設置とアライメントに慣れなきゃいけない。あと反射は接眼部が向きによって一定じゃないので届かなかったり、上むいたらドローチューブがスコン、と引っ込んだりして「あー、こうなるのかぁー(XoX)」というのがわかった。150は重くはないがケース・バッグも含めると容積が大きいので後部座席を占拠してしまうし、大きな車でもないと旅行にいっしょに持っていくというのはなかなか難しい。。
いろんなことは体感しないとわかんない、ってことで梅雨入まえに非常に良い経験。
手間はかかるし大変だけど、、、、もっと外でみたくなってしまった。